■ ID | 830 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 光化学反応前駆体としてのVOCの測定とオゾン生成能 |
■ 著者 | 竹内庸夫
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (日本化学会)酸性雨問題研究会 |
■ 出版年 | 2008 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第29回日本化学会酸性雨問題研究会シンポジウム、平成20年9月27日 |
■ 抄録・要旨 | 光化学オキシダント(Ox)の高濃度地域である埼玉県において、時間分解能の高い揮発性有機化合物(VOC)組成を把握するための調査を実施し、Ox生成に寄与する成分について、地点別、季節別、時間帯別の動態等を検討した。その結果、調査対象VOCと常時監視項目である非メタン炭化水素の変動傾向はよく一致しており、対象としたVOCでその動態をほぼ評価できると判断した。成分分類濃度をみると、おおむね各季節、各地点とも、アルカン類+シクロアルカン類と芳香族炭化水素類がほぼ同程度で最も多く、これらを合わせて約50〜75%を占めた。オゾン生成能を指標とすると、アルケン類+アルキン類、芳香族炭化水素類、アルデヒド類の寄与が大きく、これらで約85%を占めた。時間変動をみると、埼玉県北部の日中から夕方にかけてのOx高濃度化には、南部における日中のVOCの高濃度が影響していることが示唆された。 |
■ キーワード | 揮発性有機化合物、光化学、オキシダント、時間、組成、オゾン生成 |
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